熊本学園大学 新聞広告

新聞広告  

PRANNING / COPYWRITING2022

2022年3月24日の熊本学園大学の卒業式当日に、熊日新聞朝刊に30段広告を掲載しました。
石川(つむぐ inc.)は、コピーライティングを担当しています。

クリエイティブディレクションは、アドパスカルの竹下さん。
アートディレクションは、ジャムの小山田さんです。

[キャチ&ボディコピー]

大丈夫、君の味方は、大勢いる。

本日3月24日、熊本学園大学を卒業するきみへ。とうとうこの日がやってきたね。きみが過ごした学生生活の間、世界は歴史に残るほど一変した。人生の節目と、時代の節目を同時に経験したきみは、きっとたくさんの感情を抱えて過ごしてきたと思う。明日から新たな歩みがはじまる。これから先も大きな時代の変化は続いていくだろう。技術革新による変化、新型コロナウイルスの影響による変化、そして世界情勢も日々変わっている。変化のスピードはあまりにも速く、ときに私たちの前に大きな問題が立ちはだかることもある。しかし、忘れないでほしい。こんな激動の時代だからこそ、人と人とのつながりが大切になるということを。前を向くと99、657人の同窓生との強い絆がある。つまり、きみには大勢の味方がいるということだ。だから、大丈夫。 自信を持ってきみらしく 未来を歩んでください。

[紙面右]

[制作ノート]
社会への入り口に立っている卒業生に何を伝えれば、勇気づけられるのだろう。励まされるだろう。 企画当初は、頭を悩ませました。単に「未来は明るいよ」というような楽観的なメッセージにはしたくないと思いました。それは未来のことは、どんな立派な人であっても、誰も「正確」に予測することはできないからです。学生生活の半分をコロナ禍を経験し、時代のうねりを受けとめてきた卒業生に、表面的で楽観的なメッセージは届かないだろうと考えました。

80年の歴史を持つ熊本学園大学は、10万人近い卒業生を輩出しています。卒業生は、多種多様な業種の最前線で活躍しており、熊本県にある企業の社長は、熊本学園大学出身者が一番多いそうです。同窓生の結びつきは強く、また、学園大出身の人もその周りの人も、みんな熊本学園大学に対してポジティブなイメージを持っています。卒業生はこの先、きっと何度も「熊本学園大学でよかった」と感じることでしょう。これらのことは、「味方が多い」という言葉に集約できるのではないかと考えました。

「卒業おめでとう。大丈夫だよ。キミには味方が大勢いるよ。」そう伝えることは、まっすぐで嘘がない、卒業生へのエールになるだろうと考えました。
紙面の右側には、「きみには味方が多い」といえる16個のファクト(事実や根拠)をチャーミングに伝えられるよう工夫をしました。

クレジット

CLIENT : 熊本学園大学
CREATIVE DIRECTOR / PLANNER : 竹下賢二(アドパスカル)
ART DIRECTOR / DESIGNER / PLANNER : 小山田宗玄(ジャム)
COPYWRITER / PLANNER : 石川朱音(つむぐ inc.)
PHOTOGRAPHER : 内村友造