広告音楽制作会社の「オフィス樋口」のコーポレートステートメントを担当しました。
もともと存在していたオフィス樋口のタグライン「To many ears, for many years」（たくさんの耳に長く残る音を）を紐解き、オフィス樋口が大切にしている価値観を、4つのブロックで表現しました。こちらからお読みいただけます。

［制作ノート］
音楽制作会社のVISION制作という依頼を受けた時、難しいテーマだなと思いました。というのも、私はあまり音楽に詳しくなく、少々恐縮するような気持ちになったのです。でも、「なぜ難しいと感じたか」ということにヒントがあるような気がしました。
音楽制作会社のメインターゲットは、広告会社や映像会社のクリエイターやプロデューサーです。これらの会社で働く人の中で、音楽家の方と熱くディスカッションをできる人は何割くらいいるでしょうか。わたし自身は、映像やグラフィックなどと比較すると、音楽は少し遠く感じており、同じように感じている人は少なからずいるのではないかと考えました。
そこで、「広告現場」と「広告音楽」の距離を近づけることをミッションに置きました。それぞれのブロックでは、①音の責任と覚悟 ②映像と音楽がかけ合わさったときの面白さ ③徹底したクオリティへのこだわり ④広告音楽の可能性、という4つの構成にしています。
かっこいいグラフィックはMULTRAさんです。